災害があるたびに心配ごとが…

大雨、地震などがあるたびにお寺の建物が心配になります。是三寺の本堂は200年以上たっている部分があるといわれています。確かに見てみれば柱は乾燥しきっていますし、それぞれ微妙に湾曲しています。日本古来の建築方法が残っている建物は現代の耐震基準による診断はできないそうです。そうなると日本建築の専門家に調べてもらうわけですが、費用の面も含めておいそれとは手が付けられない状態です。いざ、耐震補強となっても、どのくらいの費用が掛かるのか、その費用をどうするのかという問題があります。「費用、費用」と何度も買いましたが、今お寺はその存続のための経済基盤が非常に揺らいでいます。かつてのようにご門徒にご寄進をお願いするにも昨今の経済状況では大きな金額は賄えません。かといって独自に費用計画を考えるには大きすぎる金額です。観光寺院や大規模なところは別として、日本の小規模なお寺は今後の在り方を考える時期に来てい炉と思います。いやもうすでに遅きに逸しているのかもしれません。