大雨と「鬼は外、福は内」

今年の8月は前半は梅雨明け早々猛暑日が続き、連日３５～３７度といった日が続きましたが、後半は打って変わって雨模様です。先日の台風に引き続き九州、四国地方はかなりの雨量になっているようですので、お気を付けいただきたいと思います。私も義理の兄妹が小倉におりますので雨の具合が心配です。このような時人は身近に雨が降っていなかったならばほっとしますが、とりもなおさずそのことはどこか他の場所に困る人がいるということです。人の性としてわが身の安全を願うのは当然ですが、それが災いを他に避けるということに気が付きにくいものです。「鬼は外、福は内」の中に潜む自己中心的な在り方にはなかなか気が付かないものですし、知れは人間が持っている正直なありようでもあります。仏の教えに触れてその自己中心性に気が付くことはできても、その思いを断ち切ることはできません。ならばせめて、今困っている人がいることに思いをはせ、自分にできることがあるのならばやっていきたいと思います。たとえ末通らない思い出も、何もしないで手をこまねいているkとよりははるかに意味があることでしょう。