日常にはいいている仏教の言葉

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日常にはいいている仏教の言葉

住職ブログ

2019/04/21 日常にはいいている仏教の言葉

「畜生」という言葉も仏語です。一般には牛や馬など動物のことを畜生と言いますが、仏教では者の道理を知らないで道理に従わずに生きていて、少しも恥じないものを畜生と言います。
私たちは、言葉で生活をしています。言葉を発するときはよほど気を付けないと何気ない言葉が人を傷つけることがあります。気を付けていてもつい傷つけてしまうことがあるのですから何の配慮もしないでいたらどんなことになるかわかりません。だから深く配慮して行動して初めて「人」となるのです。
今は簡単に自分の言葉を世の中に発信することができるようになりました。SNSを使っていろんな人が自分の意見を走んしています。言葉を発する力が大きくなった分だけより思慮深く考えなければ多くの人を傷つけてしまします。
でも正しい道理がわからなければ自分の過ちに気が付きません。過ちがわからなければ、直しようもありません。仏法を聞くということは正しい道理に目覚め、正しい道理に照らし自らの行為を反省することです。
お経には「恥ずかしい」ということを知っているものを「人」というということが出てきます。
「恥ずかしい」ということを知らないものが「畜生」と呼ばれるのです。

 

 

 

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