七七日(四十九日)など法事の日取りについて

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七七日(四十九日)など法事の日取りについて

住職ブログ

2019/03/06 七七日(四十九日)など法事の日取りについて

先ごろ私の父がなくなり七七日(四十九日)法要を務める運びとなりました。実は昨年末には義父がなくなっているのですが、年明けに実父がなくなりました。義父の七七日はもうすでに済ませましたが今度は実父の七七日法要を務めます。義父の法要はちょうど七七日にあたる日取りで務めたのですが、実父の場合はお参りいただく方のご都合もあり七七日当日とはいかず近くの日曜日にということになりました。
一般には法事を務める際にその当日よりも早いっことは酔いが遅れてはいけない、ということをおっしゃることがあります。しかし浄土真宗ではそのようなことをいう根拠はありません。多少の日にちが前後することは構わないと思います。大切なことは聞法と報謝のこころです。
故人の亡くなった日を一般には「命日」と言いますが、本願寺第八代の蓮如上人は「明日(めいにち)」と言いう表現もされています。「命日」とは「いのちの日」であり蓮如上人はそれを「あかるい日」とされました。この日を「死をもって生を考える日、命の記念日」とお考えになっていたのではないでしょうか。
亡くなっていかれた方がその死をもって、今生きている私たちに「生」の意味を問いかけてくださっている。生きている私たちはこの問いかけに真剣に答えていく。ご命日はそのような日であってほしいという思いでしょう。
法事は「亡き人を偲ぶ日」であるとともに「教えに遇う日」でもあるのです。

 

 

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