法事の際の焼香の作法

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法事の際の焼香の作法

住職ブログ

2019/03/07 法事の際の焼香の作法

法事の際にはお参りされた皆さんでお焼香をします。焼香は仏教に儀式には欠くことのできないものであり、お釈迦様の時代からお香を焚くということはされてきました。
お香には仏前を荘厳(おかざり)するとともに、清らかな世界を思い浮かべる縁ともなります。またその香りは隅々まで行き渡ることから、仏の教えは分け隔てなく隅々にまで届いているということを表しています。
お焼香の際の作法ですが、焼香の順番が回ってきたら仏前に進み、まずご本尊を仰ぎ見ます。そのあと身をただし軽く会釈します。右手で香をつまんで、香炉に入れます。入れるのは2回です。最後に香炉の中の香の乱れを右手で直してからお念仏を唱え合掌礼拝します。
お香をいただくことはしません。法事の際にこの手順をお伝えすることもありますが、お香を押し頂く、ということをしないのが難しいようです。それとはなく身についているということなのか、今までそういう様子を見てきたからなのか、いただかないと意識しても皆さん、つい押し頂いてしまいます。
無意識の中で正しいと思っていることはたとえ本当のやり方を知っても体が反応してしまうということを見ると、今の自分を振り返ることの難しさに通じていると思います。仏法に照らされることで自分の中の意識していない行いを照らされる、ということが思い返されます。

 

 

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