浄土真宗は位牌ではなく過去帳と法名軸

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浄土真宗は位牌ではなく過去帳と法名軸

住職ブログ

2019/02/26 浄土真宗は位牌ではなく過去帳と法名軸

浄土真宗では過去帳に亡くなった方の法名を記入し、位牌は用いないということは何度か書きましたが法名軸の扱いについては、皆さんからよく質問を受けます。法名軸とは故人の法名を記した掛け軸のことを言います。ご本尊や九字、十字の名号軸と同じような形状のものです。子の法名軸をどこに置くかということで皆さん悩まれるようですが、結論を言いますとお内仏の側面におかけします。書ける場所は左右どちらでも構いません。ご本尊を隠さないように側面に配置します。また、過去帳の置き場所はご本尊よりい低い位置に置きます。ご本尊の前に置いてあることがありますが、これではご本尊を隠してしますのでご本尊が隠れないように置きます。故人の写真などもお内仏に入れません。仏間の壁などに飾ります。浄土真宗のお内仏はご本尊と九字・十字の名号、それに様々なお飾りや法名軸で阿弥陀如来の浄土を表現しています。
浄土真宗のお内仏の中心はご本尊の阿弥陀如来です。ご本尊に合掌礼拝し、お内仏を通して阿弥陀如来のいのちの世界に目覚め、亡き人は阿弥陀如来のいのちの世界に還られたとしていただきます。
亡き人のご命日には過去帳、法名軸に記された「釋○○」という名を仰ぎ見、亡き人をしのぐとともに、死を通して生を教えてくださった、命を見直す大切な日としたいものです。

 

 

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