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〒569-0051 大阪府高槻市八幡町9-23
真宗の聞法
浄土真宗では「聞く」ということを大事にします。私たちは他宗の様に厳しい戒律や修行をしません。その代わり「聞法」を大切にします。聞くという行為は日常的にしていますので改めて「聞く」と言われてもピンと来ないかもしれません。しかし、自分の日常の聞くという行為を振り返ってみると、相手の話を聞くことよりも自分が話す内容ばかりを考えていて相手の話をしっかり聞けているでしょうか。ややもすると自分の意見を通そうとして相手の言うことを無視しているかもしれません。また、相手の話す内容をしっかり理解しようとするよりも、自分に都合のいいことだけを聞きかじってはいないでしょうか。自分に役に立つことだけを探して聴いているのではないでしょうか。 「きくということは、信心を表す、御のりなり」というように「聞く」と言いうことは信心を表します。自分に都合のいいことだけを聞いて自己満足するのではなく、教えを聞くことによって自分の真実の姿が明らかになり、身の事実に目覚めるのです。自分の本当の姿を見せられるのはいやなものです。弱い自分、ずるい自分が見えてきます。しかしそれを認めないで自己満足の中に浸っていては本当の自分の人生を生きることはできません。「聞く」ということは、本願念仏の教えを教養として聞いて知識を身につけることではなく、何よりも自我に執着するわが身が明らかになることが大事なのです。
24/09/11
24/06/06
24/05/08
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浄土真宗では「聞く」ということを大事にします。私たちは他宗の様に厳しい戒律や修行をしません。その代わり「聞法」を大切にします。聞くという行為は日常的にしていますので改めて「聞く」と言われてもピンと来ないかもしれません。しかし、自分の日常の聞くという行為を振り返ってみると、相手の話を聞くことよりも自分が話す内容ばかりを考えていて相手の話をしっかり聞けているでしょうか。ややもすると自分の意見を通そうとして相手の言うことを無視しているかもしれません。また、相手の話す内容をしっかり理解しようとするよりも、自分に都合のいいことだけを聞きかじってはいないでしょうか。自分に役に立つことだけを探して聴いているのではないでしょうか。
「きくということは、信心を表す、御のりなり」というように「聞く」と言いうことは信心を表します。自分に都合のいいことだけを聞いて自己満足するのではなく、教えを聞くことによって自分の真実の姿が明らかになり、身の事実に目覚めるのです。自分の本当の姿を見せられるのはいやなものです。弱い自分、ずるい自分が見えてきます。しかしそれを認めないで自己満足の中に浸っていては本当の自分の人生を生きることはできません。「聞く」ということは、本願念仏の教えを教養として聞いて知識を身につけることではなく、何よりも自我に執着するわが身が明らかになることが大事なのです。
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