浄土真宗の教えで幸せってどういうことでしょう

昨日、先に亡くなられた方は私たちに何を望んでいるか？ということを書きました。そこでは亡くなった方は私たちに幸せになってほしいとの望んでいると書きましたが、幸せとはどういうことでしょう。私たちがお金持ちになってほしいということでしょうか。それとも高い地位についてほしいということでしょうか。又は家族と仲良く平凡に暮らしてほしいということなのでしょうか。もちろんそのようなことは大切なことに違いありません。お金があって困ることはありませんし（もしかしたらすごくお金があることは困ることかもしれませんが、私はお金持ちではないのでわかりません）、偉くなること自体が悪いことではないでしょう（私はえらくないので・・・以下同じ）。家族が仲良くすることはもちろん大切なことです。
でも、お金がたくさん増えた先に幸せがあるのでしょうか？地位が高くなれば幸せになるのでしょうか？ではそれはどれくらいなのでしょうか？どうも幸せということとは違った問題のように感じませんか。
またそうではなくて家族が仲良く暮らせるなら幸せでいられるのでしょうか。でもどんなに仲良く暮らしていても、いつか別れが来ます。その時も幸せを感じられるのでしょうか？
私たちは生きていく中で、普段は忘れているけれども、なんとなく不安で落ち着かない気持ちを持っているのではないでしょうか。いや、忘れているのではなくずっと気にはなっているんだけれどもわざと知らないふりをしていることがないでしょうか。
このようことに疑問を持たれたことはありませんか？
この疑問に真剣に答えようとした方がお釈迦様です。そしてその教えである仏教はその疑問に応えていくものなのです。（つづく）