真魚（まお）ちゃん、さようなら

今日、長年我が家にいた三毛猫が死にました。駅の近くにいた野良猫だったのですが、うちに引き取ってきて１５年以上になります。引き取ってきてころは本当に丸々太っていて縦だか横だかわからないくらいでした。愛層のいい猫でしたので野良暮らしでも駅を利用する人足りからいろいろなものをもらっていたのでしょう。うちに来てからもあまり嫌がりもせず居ついていました。
引き取ってきたとき、獣医さんの話では２歳くらいだろうということでしたので猫としてもかなり長生きな方ではないでしょうか。今年に入ってからめっきり弱ってしまい眼も見えなくなっていたようです。盛んに歩き回り同じところを何回も行ったり来たりするようになりました。その姿を見ていると、どこか行きたいところがあるようにも見えました。もしかしたら生まれたところに帰りたかったのか、あるいは最期を迎えた猫が行く場所があったのかもしれません。
私たちも最後はどこに行くのでしょう。そこがわかっている人には生きることの意味が分かるのかもしれません。お浄土を変える場所とすることができるでしょうか。