人身受け難し。感謝の毎日。

先月18日に脳出血で入院した母が、今日リハビリ専門の病院に転院しました。幸いにも後遺症はそんなにひどくなくて暖かくなるころには帰ってくるめどが立ちそうです。病院はできて10年とたっていないのでとてもきれいで看護師さんもたくさんおれれます。安心して母をお願いできると感じました。リハビリの病院ですのでいろいろな年齢層の方がおられました。高齢の方はもちろんですが、働き盛りと見受けられる方や、もっと若い子供さんもおられます。けがの回復に入院されているのでしょうか、皆さんリハビリに励んでおられました。このような場所を見るとふだん自由に動けていることが、本当はありがたいことだということを感じます。
ありがたい、とは有り難いと書きます。有ることが難いということです。普段当然と思っていることは実はとても稀有なことだとなかなか思い知ることがありませんが、本当は毎日が不思議の連続で、私たちはその大変幸せな状態を感謝できない存在です。すべてに感謝する生活が門徒の生活だということを思い出させる場所でした。