小春日和に思うこと

今朝はかなり冷え込みましたが、お昼過ぎには日差しが温かく感じられる程度になりました。ここ数日一日の寒暖差が大きく体には負担がかかるようになっています。お参りでご門徒さんのお宅にお伺いしても、風邪など体調を崩されている方も多くおられます。今週はこの後気温が高めになり水曜日あたりは17度という予想も出ています。一昔前に比べれば何ともややこしい気候になったものです。
日本にははっきりとした四季があると思っていたのですが、昨今はこれも怪しくなっています。春や秋の時期が少なくなりいきなり熱くなったり寒くなったりという傾向が強くなっています。
また、冷暖房が一般に普及し、季節の移り変わりに伴う寒暖を感じにくくなっています。テレビのニュースで紅葉を見て秋の気配を感じるということに違和感を感じます。
人間関係も直接の接触よりもインターネット越しのSNSなどのほうがなじみやすいといった若い方も増えているのではないでしょうか。煩わしい人間関係に背を向けて、居心地のいい仲間だけの世界を気付いて安住するのはいかがなものでしょう。人間の基本ややはり、その皮膚感覚で物事を感じ取るところにあると思うのです。