毎日過ぎ去るもの、逝去

是三寺

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毎日過ぎ去るもの、逝去

住職ブログ

2019/11/27 毎日過ぎ去るもの、逝去

今日は東本願寺の報恩講に参拝する予定だったのですが、ご門徒にご不幸がありお通夜・お葬式を務めることとなりいけませんでした。毎年報恩講の期間中一度はお参りしているので今年は残念なこととなりました。葬儀における弔辞や弔電で「ご逝去を悼み謹んでお悔やみ申し上げます。」と、人の死を悼む尊敬語として使われている「逝去」ですが、意味としては「過ぎ去る」ということです。何が過ぎ去るかというと、私を渡したら占めているすべての因縁が過ぎ去ったということです。仏教では同じような意味で「入滅」とも「涅槃」とも言います。私たちは無料無数の因縁によってただ、今の瞬間の命が生かされています。決して自分一人の力で生きているわけではなのです。私が生きている因縁がすべた過ぎ去ることが「死」となります。因縁によって生死の世界に合ったものが、静かな世界にかえっていくことにほかなりません。自分で自分の死を自覚することはできませんが、生死を因縁の結果として、縁起の事実に目覚めることが世界をありのままにとらえる世界を見つけることです。

 

 

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