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お釈迦様は舌が長い?!
「長広舌(ちょうこうぜつ)」という言葉を今ではあまり耳にしないかもしれません。耳にする機会があるとすればあまりイメージはないでしょう。古くは弁舌が巧みであることを言ったようですが、今では単に話の長いこと、もっと言うと挨拶や演説などが長々と続きうんざりさせるという意味ではないでしょうか。 もともと「長広舌」とはお釈迦様に備わわった優れた身体的特徴、三十二相の一つです。三十二相には他に、手には水かきがあった=あらゆる人々をこぼさず救うためとか、偏平足=地面を平等に踏む、つまり救いの平等を表すなどそれぞれに意味があります。「長広舌」はお釈迦様の舌はとても長く、しかも柔らかいので、自分の顔を覆うことができるというものです。本当に文字通りだとしたらびっくりしますが、これはお釈迦様の説く言葉は広く響き渡り、たとえ厳しい言葉であっても身に染みるということのたとえです。特に柔らかいということは相手に通じ合うということを意味しています。 振り返って私たちの言葉を見ると、たとえ同じ言葉を使っていても、お互いが通じあるということはなかなか難しいのではないでしょうか。言葉によっては人を切り捨てていたり、傷つけていたりということも多く、心を開くどころか、お互いに孤独になっていくばかりということがあります。 昨今ではインターネットなどで発した言葉は限りなく広がっていきます。 甘言、嘘、非難ばかりが渦巻く世界に、本当の意味で広く、やわらかく、長い舌を持ちたいものです。
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「長広舌(ちょうこうぜつ)」という言葉を今ではあまり耳にしないかもしれません。耳にする機会があるとすればあまりイメージはないでしょう。古くは弁舌が巧みであることを言ったようですが、今では単に話の長いこと、もっと言うと挨拶や演説などが長々と続きうんざりさせるという意味ではないでしょうか。
もともと「長広舌」とはお釈迦様に備わわった優れた身体的特徴、三十二相の一つです。三十二相には他に、手には水かきがあった=あらゆる人々をこぼさず救うためとか、偏平足=地面を平等に踏む、つまり救いの平等を表すなどそれぞれに意味があります。「長広舌」はお釈迦様の舌はとても長く、しかも柔らかいので、自分の顔を覆うことができるというものです。本当に文字通りだとしたらびっくりしますが、これはお釈迦様の説く言葉は広く響き渡り、たとえ厳しい言葉であっても身に染みるということのたとえです。特に柔らかいということは相手に通じ合うということを意味しています。
振り返って私たちの言葉を見ると、たとえ同じ言葉を使っていても、お互いが通じあるということはなかなか難しいのではないでしょうか。言葉によっては人を切り捨てていたり、傷つけていたりということも多く、心を開くどころか、お互いに孤独になっていくばかりということがあります。
昨今ではインターネットなどで発した言葉は限りなく広がっていきます。
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