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浄土真宗の阿弥陀様は「方便」
「嘘も方便」という時は嘘はいけないけれども、物事を丸く収めるには時には必要といった意味です。方便とは仏教語では、仏が衆生を悟りへと導くための手立てとして解かれた教えのことを指します。そこには真実の教えが裏付けとしてあります。 人間は一人一人、能力も違えば知識も違います。生活環境や出自も一様ではありません。そんな人々を導くためにお釈迦様はそれぞれの人がわかるように都度都度いろいろな方法で説法をされました。これを「対機説法(たいきせっぽう)」といいます。お経が今のようにたくさん残っており、ある時はお経の内容があちらとこちらで矛盾するようなことがあるのは、説法された相手や環境が違っているからです。 浄土真宗では阿弥陀如来の掛け軸をお内仏の中心に安置します。そこには「方便法身尊形」と書かれています。これは紙に書かれたものだから仮の姿である、ということではなく私たちを真実の世界に目覚めさせるため、具体的な相としてあらわされた仏そのものであるということです。方便は、本来は見ることも感じることむできない阿弥陀如来の本願を、私たちにわかるようにとはたらく仏の智慧であるのです。
24/09/11
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「嘘も方便」という時は嘘はいけないけれども、物事を丸く収めるには時には必要といった意味です。方便とは仏教語では、仏が衆生を悟りへと導くための手立てとして解かれた教えのことを指します。そこには真実の教えが裏付けとしてあります。
人間は一人一人、能力も違えば知識も違います。生活環境や出自も一様ではありません。そんな人々を導くためにお釈迦様はそれぞれの人がわかるように都度都度いろいろな方法で説法をされました。これを「対機説法(たいきせっぽう)」といいます。お経が今のようにたくさん残っており、ある時はお経の内容があちらとこちらで矛盾するようなことがあるのは、説法された相手や環境が違っているからです。
浄土真宗では阿弥陀如来の掛け軸をお内仏の中心に安置します。そこには「方便法身尊形」と書かれています。これは紙に書かれたものだから仮の姿である、ということではなく私たちを真実の世界に目覚めさせるため、具体的な相としてあらわされた仏そのものであるということです。方便は、本来は見ることも感じることむできない阿弥陀如来の本願を、私たちにわかるようにとはたらく仏の智慧であるのです。
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