防災の日と宗教心

今日は防災の日です。かつて関東大震災が発生したのが9月1日だったことからこの日が防災の日となったそうです。高槻市も昨年地震に襲われました。地震はいつ起こるかわからないことと普段動くことがないと信じている大地が揺れることが恐ろしいものです。大地が揺れるということは私たちのありようにも通じるものがあるのではないでしょうか
私たちはいろいろなものを絶対だと信じて生きています。それは家族で会ったり、仕事であったり、お金であったりします。また、自分が当たり前と思っていることに対しては信じて疑いません。特に日本という島国に住んでいると外国の様子があまりわかりませんから日本の常識が世界に通じると思っているところがありますが、そんなことはありません。私たちはいろいろなものをしっかり抱きしめて離さない生き方に固執しています。
しかし、私たちが絶対だと思っているものはほとんどは揺れ動くものばかりです。環境によって、時代によって変わるものばかりです。そのような世の中で本当のことを求めるのが人間ではないでしょうか。本当に信じることのできる真理を求める気持ちが宗教心です。