浄土真宗では造花を使わない

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浄土真宗では造花を使わない

住職ブログ

2019/07/29 浄土真宗では造花を使わない

全国的に梅雨も明け、すっかり夏になりました。毎日暑い日が続いています。
気温が上がると本堂の仏花も長くな持たなくなります。それなら造花にすればいいということになりますが、そうはいきません。本堂のお内陣やご家庭のお内仏は浄土の世界をかたどったもので、本来、姿・形を超えたものを目に見えるようにあらわされたものです。大事なことを忘れている私たちへの呼びかけの形としていただいてきてものです。仏花を備える意味は、花が短い一生にも関わらず、その命を精一杯輝かせている姿を通して「いのち」に触れさせていただく機会とすることです。ですから枯れない造花ではいのちを感じることができないので、浄土真宗では用いません。
お花の種類に関しては特に決まりごとはありませんので、季節のお花を使います。ただ、最近は外国の珍しい花々も出回っていますが、あまり奇抜なものは使わないほうが良いと思います。

 

 

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