浄土真宗のお盆のしきたり

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浄土真宗のお盆のしきたり

住職ブログ

2019/07/27 浄土真宗のお盆のしきたり

お盆のしきたりにはいろいろありますが、精霊馬という、故人の霊魂がこの世とあの世を行き来するための乗り物として、きゅうりやナスで作る動物を用意することがあります。

4本の麻幹あるいはマッチ棒、折った割り箸などを足に見立てて差し込み、馬、牛とします。きゅうりは足の速い馬に見立てられ、あの世から早く家に戻ってくるように、また、ナスは歩みの遅い牛に見立てられ、この世からあの世に帰るのが少しでも遅くなるように、また、供物を牛に乗せてあの世へ持ち帰ってもらうとの願いがそれぞれ込められているそうです。

お盆のしきたりといったものがいろいろ言われますが、浄土真宗ではお盆のための特別な作法というのは特にありません。

このことを指して「真宗は楽だ」などと揶揄されることもありますが、むしろ逆で、浄土真宗では『平生業成』(へいぜいごうじょう)ということが重要で、普段の信心が大切ということです。教えの受け止めというのは一年中、一生の問題としていくことが大切だからです。

ですから、“本当は何もしない”のではなくて“常と変らず”仏法を聞き開いていくということなのです。

 

 

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