今朝、地震がありました。揺れることのない教え。

今朝、高槻でも地震がありました。テレビ等の発表では高槻の震度は出ていませんでしたが、ドンッ、と突き上げるように揺れました。昨年6月18日に大阪北部震災がありましたからほぼ１年語にまた揺れたことになります。自身のたびに思うのは普段動かないと思っている大地が揺れることの怖さです。私たちは大地がしっかり動かないからそのうえで安心して生活していますが、そのよりどころが確かでなくなるとすべてが安心できなくなります。これは地震だけではなく私たちの心も同じです。
私たちは何かしら確かだと信じて生活しています。それはお金であったり、社k私的な地位であったり、家族であったりします。しかし、お金はお墓の中まで持っていけません。地位もその時々で変わります。家族は確かに頼りになりますが、いづれいつかは別れなければなりません。人間の四苦八苦の一つに「愛別離苦」というものもあります。結局この世のものは絶対頼りになるものはありません。しかし阿弥陀仏の本願は揺れることのない真実の願いです。その願いが私たちに呼びかけられて、煩悩具足の身である私たちがすくわれていく道が開かれていくのです。