浄土真宗にはなぜ西と東があるのか。(1)

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浄土真宗にはなぜ西と東があるのか。(1)

住職ブログ

2019/05/23 浄土真宗にはなぜ西と東があるのか。(1)

浄土真宗では「お東」、「お西」ということがあります。ご存知のように本願寺には東本願寺と西本願寺があります。
東本願寺は正式には“真宗本廟”といいは真宗大谷派の本山です。一方、西本願寺は“龍谷山 本願寺”と言い浄土真宗本願寺派の本山です。なぜ同じ浄土真宗なのに東と西があるのかということを聞かれることがあります。
どちらも浄土真宗であり親鸞聖人の教えを受け継いで今に至っているという点では同じです。教えの内容についても細かい点で違いはありますが、本質の部分に違いはありません。
本願寺が東と西に分かれたのは戦国の世が終わり江戸時代が始まろうとしている頃でした。
それまでは本願寺と言えば大阪の石山本願寺のさしていました。石山本願寺は蓮如上人が晩年大坂に建立されました。
天下統一を目指す織田信長は石山本願寺と10年にわたって争っていましたが、降伏させることができずにいました。そこで正親町天皇(おかちまちてんのう)を仲裁に立てて和睦を図りました。この和睦を受け入れるかどうかで石山本願寺内は2つにわかれました。これがのちに本願寺が東と西に分かれるきっかけとなります。

 

 

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