前住職の百ヶ日法要という仏縁

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前住職の百ヶ日法要という仏縁

住職ブログ

2019/03/30 前住職の百ヶ日法要という仏縁

今日は前住職の百ヶ日法要でした。百箇日法要は中陰ではなく法事としてお勤めします。他宗では追善供養としてお勤めすることが多いようですが、浄土真宗では法要はすべからく仏縁の場としてお勤めします。百ヶ日はもともと儒教の習慣で卒哭忌(そっこくき)とか出苦忌(しゅっくき)などと呼ばれていたものから仏教に入ってきたといわれています。卒哭とは「哭(な)くのを卒(お)える」ということで、故人を亡くした悲しみで泣いていた時間を終わりにし日常生活に戻ってくる区切りという意味合いがあります。最近は日常の忙しさもあり中陰も七七日(四十九日)だけを務めるたり、百ヶ日を省略される方も多くなっています。亡くなった方を悼む気持ちはどんなに時間がたっても癒えることはないですがしかし私たちは日常を生きていかなければなりません。身近な方の死という重い事実を受け止めて自分の人生を問い直していく大切な仏縁として百ヶ日のお勤めをしていきたいものです。

 

 

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