親鸞聖人の出家と桜

是三寺

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親鸞聖人の出家と桜

住職ブログ

2019/03/29 親鸞聖人の出家と桜

やっと庭の桜が咲きました。今年は例年に比べてつぼみが固いままで、やきもきしていましたがここ2,3日の温かさでやっと咲きました。この後また少し気温が下がるとのことですので満開になるのは少し先のようです。考え方を変えれば長い間花を楽しむことができるということでしょう。桜の花は咲いているときもきれいですが、はらはらと花びらを散らして散っていく姿も素晴らしいものです。古来日本人はその散り際の見事さに感動を覚えてきました。
親鸞聖人が9歳で得度された際のお話です。叔父の日野範綱卿と共に京都・青蓮院の慈鎮和尚のもとを訪ねられました。白色な手続きでその日は遅くになってしましました。慈鎮和尚は「今日はもの遅くなったので、得度は明日にしましょう」とおっしゃたのですが、幼かった聖人は「明日ありと 思う心の 徒桜 夜半に嵐の吹かぬものかは」とい九九を読まれたということです。満開に咲いている桜もいつ嵐が来て散るかもしれません。今、得度をお願いします。ということです。いつ終わるとも知れない命を生きているからこそ「今を生きる」ことの大切さを教えられる気がします。

 

 

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