浄土真宗の中陰(四十九日)の意味

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浄土真宗の中陰(四十九日)の意味

住職ブログ

2019/03/22 浄土真宗の中陰(四十九日)の意味

明後日、私の父の七七日法要(四十九日)を務めます。ほんとうは十八日が当日だったのですが出席者の都合を考えて日曜日にあたるようにしました。父の死は突然のことだったので、葬儀からしばらくは忙しさもあり実感が伴わなかったのですがこの頃になりますとじわじわと悲しみやさみしさが出てきました。
人がなくなってからの49日間を「中陰(ちゅういん)」と言います。七七日は中陰の最後にあたりますので「満中陰(まんちゅういん)」と言います。
ところで、一般的な中陰の考え方として、中陰とは亡くなった人が、新たに生まれ変わるまでの期間というものがあります。輪廻転生の考え方に基づいているのですが、この中陰の間に残されたものは七日ごとに追善供養をし、「亡くなった人が少しでも良いところに生まれるようにと考えます。
しかしこのような考えは、実は仏教とは無縁の、人の心を惑わすいろいろな迷信・俗信を生んできました。
私たちにとって大事なことは「今ある人生をどう生きるのか」「本当に信じるべきことは何なのか」を身近な人がなくなったという事実を契機として自分に問い直していくことです。浄土真宗の中陰は、身近な人の死という事実を通して、人間としての生き方・在り方を仏さまから学ぶ大切なときなのです。

dav

 

 

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