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〒569-0051 大阪府高槻市八幡町9-23
節分の声「福は内、鬼は内」
節分と言えば豆まきです。豆まきの際の「福は内、鬼は外」と言って豆をまきますが、宮城県や奈良県には「福は内、鬼は内」というところがあります。鬼と言えば悪いものの代表のように考えられていますが、鬼神という言葉があるように神様としての一面もあるとも考えられていました。特に力の強い存在としての鬼を家に招き入れることによって外から悪いものが入ってこれないと考えるようです。 また、「鬼は内、福は外」というびっくりするような掛け声の地域もあるそうです。「我が家に鬼を招き入れ、服を外に出すことで周りの人が幸せになる。そうすれば巡り巡って自分たちも幸せになる」という考え方だそうです。 節分は仏教とは無関係の行事ですから真宗のお寺では豆まきはしません。しかし真宗的に考えてみると「福は内、鬼は外」は、自分に都合のいいものだけを取り入れ都合の悪いものは排除しようとする煩悩そのものの姿ですから、もし掛け声を発するとするならば「福は内、鬼は内」となるでしょう。自分の人生に起きたものはどんなものでも引き受けて生きていく。その力をくださる阿弥陀様の本願に生きていく真宗門徒であればどんな鬼にあっても堂々と引き受けていくことが正しい生き方と言えるでしょう。
24/09/11
24/06/06
24/05/08
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節分と言えば豆まきです。豆まきの際の「福は内、鬼は外」と言って豆をまきますが、宮城県や奈良県には「福は内、鬼は内」というところがあります。鬼と言えば悪いものの代表のように考えられていますが、鬼神という言葉があるように神様としての一面もあるとも考えられていました。特に力の強い存在としての鬼を家に招き入れることによって外から悪いものが入ってこれないと考えるようです。
また、「鬼は内、福は外」というびっくりするような掛け声の地域もあるそうです。「我が家に鬼を招き入れ、服を外に出すことで周りの人が幸せになる。そうすれば巡り巡って自分たちも幸せになる」という考え方だそうです。
節分は仏教とは無関係の行事ですから真宗のお寺では豆まきはしません。しかし真宗的に考えてみると「福は内、鬼は外」は、自分に都合のいいものだけを取り入れ都合の悪いものは排除しようとする煩悩そのものの姿ですから、もし掛け声を発するとするならば「福は内、鬼は内」となるでしょう。自分の人生に起きたものはどんなものでも引き受けて生きていく。その力をくださる阿弥陀様の本願に生きていく真宗門徒であればどんな鬼にあっても堂々と引き受けていくことが正しい生き方と言えるでしょう。
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