中陰の法要が三月になってはいけないの?

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中陰の法要が三月になってはいけないの?

住職ブログ

2019/01/24 中陰の法要が三月になってはいけないの?

今日は前住職の五七日の法要を務めました。所謂三十五日です。前回三十五日で中陰を切り上げるということについて少し書きましたが、「中陰が3ヶ月にまたがるから」といって三十五日で満中陰とするという方がおられます。これは「四十九」を「しじゅうく(始終苦)」と読み替えまた、「三月」を「みつき(身付き)」として「始終、苦が身につく」ということと結びつけているのです。大喜利なら座布団一枚ですが、何の根拠もない迷信です。
日本人はこのような言葉遊びが好きなようですが、遊びで済んでいるうちは笑っていられますが、このような迷信に振り回されているようでは笑っていられません。これは一例にすぎませんが私たちの生活の中ではこのような理由のないものに振り回されていることがしばしばあります。仏法をしっかりと聞き阿弥陀様の願いをしっかりと受け取っていったならば、そのほかにいろいろなものに頼らなくても人生を歩んでいく力をいただきます。
七日ごとの法要も自分の生き方を見直す機会として故人より私たちに賜った大事な機会として法要を務めていきたいものです。

 

 

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