中陰は三十五日、四十九日のどちら迄。

是三寺

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中陰は三十五日、四十九日のどちら迄。

住職ブログ

2019/01/23 中陰は三十五日、四十九日のどちら迄。

昨日は前住職の初月忌を務めましたが、引き続いて明日は五七日の法要を務めます。五七日は三十五日などと呼んで七七日(四十九日)を待たずにこの日で中陰を終わらせることもあります。追善供養を営む宗派では五七日は閻魔王の裁判の日に当たり重要な日とされることが理由のようです。浄土真宗ではそのようなことは言いませんが、ちょうど一か月に近いことや年末などではやはりこの日で中陰を終わらせることもあります。
私は中陰を終わることを“満中陰”という言い方に親しんでいるのですが、どうやらこの言い方は京都、大阪を中心に西日本での言い方のようです。関東の方には満中陰という言葉はなじみがないようで戸惑われる場合があります。
同じ宗派の中でも地方色というものは出てくるもので、お盆の際の灯篭や七七日のお供えのお餅の形や積み方などよく親戚間で意見が分かれていることがあります。お互いに自分の見てきたやり方が正しいと思っていますのでなかなか折り合いが付きません。
あまりにもかけ離れたことをされる場合は困りますが、それぞれのお家にはその家のやり方がありますのであまり口を出すのはいかがかと思います。
大切なのは故人を偲び仏法を聞いていく生き方ですので、枝葉のほうに気を取られないようにしたいものです。

 

 

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