最後の時間を大切に。火葬場の休み（友引や年末年始は？）

今年ももうわずかとなりました。是三寺には梵鐘がありませんので除夜の鐘を突く行事はありません。年末は30日にお餅つきをしてお鏡餅を用意する程度でそれほど忙しくはありません。またご法事などの仏事も年末年始は避けられる方が多いので、このころは比較的ゆったりできる時期になります。
しかし、ご葬儀はその限りではありません。こればかりは前もってわかることでもありませんので、大晦日や元旦にご連絡をいただいたこともあります。高槻市の火葬場は1月1日のみ休場ですのでその日以外はご葬儀ができます。他の地域では友引の日はお休みということもあるようですが、高槻市は友引の日にもご葬儀ができます。
一方で職員の皆さんは大晦日までお仕事があり、お正月も2日から出勤ということで本当に大変なことと思います。
先日お伺いしたお宅ではご主人が重篤な状態で入院されており奥様が年末年始にもしかしたらと、ご心配されておられました。忙しい時期にご葬儀となるとあちこちにご迷惑なのではときにかけておられました。日本人は気遣いが細やかなことは美点ではありますが、このような場合にまで周りへの気遣いを優先させることはないと思います。
生あるものは必ず死にゆくものです。長年共に人生を歩んでこられた方との最後の時間を大切にされることを何より考えて下さいとお話しさせていただきました。