心配は心が生み出すもの

昨日献血に生きました。若いころにはあまり献血に行くということはしなかったのですが、50歳を過ぎたころから定期的に献血するようになりました。ホームページから予約ができるようになったので待ち時間が少なくいつ頃終わるかもわかるようになったので生きやすくなったことが大きいと思います。定期的に簡単な血液検査をしてもらっているという感覚で通うようになりました。血液検査の結果は血圧や生化学検査は問題ないのですが、血球計数検査が平均的な値から外れています。特に赤血球数がかなり平均を下回っています。お医者さんに相談したところ赤血球数は下回っているがヘモグロビン濃度は問題ないので心配ない、とのことなのですがだんだんと下がってきているので気になります。一方でお医者さんも問題なしと言っているし、献血のできているのだから心配しなくてよいかなとも思ったりします。素人考えですので数値が平均的な値から外れているということが気になっているだけなのですが落ち着きません。
このような心配を生み出しているのは自分のこころです。置物のだるまで有名な達磨大師は弟子から心配を取り除いてほしいといわれたとき、「心配をここに差し出したら、取り除いてあげよう」と言ったそうです。当然、心配を差し出すことはできません。これは、心配というのもには実体がないということを教えています。心配事があるとそれが気になって日常のいろいろなことを置き去りにしてしまいがちですが、今しなければいけないことは、今この瞬間を意識して集中することです。物事は、なるようになる。なるようにしかならないのです。なるようになる、と割り切って心配を手放すことができれば人生への向き合い方も変わってくるはずです。