集まりが自粛される中ですが、「報恩講」だけは勤めたいものです。

今、１０組独自の情報誌として「１０組だより」という小冊子を作っています。半年に一度の発行で今回が４号になります。１０組の強化活動の報告や組内のお寺の紹介、各ご住職の言葉などのほかお寺の法要の予定などを載せています。コロナウイルスの影響で今回は行事の報告も少なくまた、予定も未定や中止が多くなっています。その中でも各寺院の報恩講だけはみな務める方向で検討されています。
大谷派では親鸞聖人の祥月命日を今のカレンダーの１１月２８日としています。この日を中心に本山を始め、各別院、寺院で報恩講が務められます。報恩講は親鸞聖人のご命日に仏法を聴く集いを開いて、改めて自らの信心を確かめ学びなおそうという集まりです。真宗ではこのような集いを「講」とよびます。親鸞聖人自身も、死である法然上人のご命日に共に学んだ人たちと寄り合い、仏法を聴き、お勤めをして語り合ったと伝えられています。現代を生きる私たちも報恩講に集い、仏法を聴くことを大切に守ってきました。コロナウイルスの影響がこのごどのようになるかはわかりませんが、なんとか今年も報恩講をつとめたいと思っています。