天井工事が延期になりました。

２年前の北大阪地震の際に本堂の天井が破損したのですが、この修理の予定がやっと定まり１８日から作業に取り掛かる予定でした。しかし大工さんの予定が押しており都合がつかなくなったとの連絡があり一週間延期となりました。天井の破損は実用上は何の問題もなく美観を損ねる程度ですので待つことに問題はありません。また、コロナウイルスの影響で本堂を使用する行事もありませんので待つことに問題はありません。ここのところ地震や台風などで職人さんのお仕事が大変忙しくなっていると聞きますから無理しなくてもいい工事は少し遅れても仕方ないかと思います。お寺の法務は感染を気にする方々がお参りを控えられていることもあり結構暇になりました。先の見込みがわからない中で時間があるということは色々と不安なことを考えます。私たちはみなこうありたいという、未来があります。しかし現実の前に中な思いはかないません。そうなると玄奘を変えようといろいろなものを欲したり、うまくいかない現実に怒りを覚えたり、また愚痴をこぼしたりします。このような心のうごきを「貪・瞋・痴」といい煩悩の中でも特に「三毒」といいます。どんなことが起こっても、それをそのまま受け入れる。今の自分をそのまま受け入れる。人生は思うようにならないと思ったら、そういうものだと腹をくくる。いうこてゃ簡単ですが、なかなかできないのが現実ですね。