「緊急事態宣言」と法務

本日とうとう「緊急事態宣言」が発動されました。発動の時期やその効果についてはいろいろな意見があると思いますが、評価はのちに下されることだとおみます。今はいかにして感染の拡大を防ぐ対策と日常生活や経済活動の維持のバランスをとるかだと思います。是三寺でも定例法話はしばらく行わないことになりますし、毎年行われている高槻仏教会の公演も中止になる公算が高いのではないかと思います。一方で描くお宅にお伺いする逮夜参りや法事に関しての対応は本当に困っています。感染の拡大をふせぐという意味では一切の法務を行わないほうがいいのでしょうが、読経の際以外はマスクを着用し、法事後の会食などをしないなど注意を払って行うのならいいのではないかとも思えます。法務が生活の維持に必要なのかと問われれば答えようもありません。不要不急の外出というのがどこまでのことなのかは各人の判断に任せられていますので、文字通り判断は各人の基準となります。正解はないとはいえ先の見えない迷路を歩いているような状況に何とも言えない気持ちです。