縦と横、お経という字

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縦と横、お経という字

住職ブログ

2020/02/18 縦と横、お経という字

定例法話の成井先生のお話の中には縦糸と横糸のたとえが出てきました。縦糸は別の漢字と使って経糸との書きます。この『経』の字はお経の『経』です。地図でも緯度・経度という時に使われます経度は縦線です。
織物を作るのには縦糸と横糸が必要です。縦糸を機織り機にセットしてそこに横糸を織り込んでいきます。横糸にはさまざまな色がついています。それによっていろいろな模様が描き出されます。この横糸を先生は私たちの人生にたとえられました。私たちに知識や経験、お蹴れた境遇など様々に違ったもので彩られて人生は各々いろいろな形を表します。それに対して縦糸はお経です。私たちの人生のいろいろな出来度とを一つにまとめるものがお経です。縦糸がしっかりとしていないとどんなにきれいな横糸を織り込んでもしっかりとした織物には仕上がりません。縦糸がなければ布にさえでできません。お経は人生を知っ枯支える大切なものだとたとえられました。また、横糸はたとえ切れたもまた、そこから結びなおして織物にできます。でも経糸が切れたなら織機を止めてかけなおさなければなりません。縦糸は途中で途切れては困るのです。お経の教えも先人たちによって私たちのもとまで受け継がれてきました。私たちのその教えを次の人々に渡していかなければなりません。大切な教えを受け継ぎつないでいくことの大切さも、この例えには含まれています。

 

 

 

 

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