ネコにとっての「死」とは

先日、我が家に１５年いた三毛猫が死んだと書きました。最後はこたつの中に入れた箱で静かになくなりました。我が家には他に３匹の猫がいます。そのうちの一匹、オスのクロネコが三毛猫が死んだ日からエサを食べなくなりました。このクロネコは三毛猫に次いで長くうちにいるので死んだ猫宿直付き合いは一番長かったことになります。三毛猫が死んだ際にはそばにいませんでしたし、特に亡骸を見せたりはしていないのですが、猫なりに何かを感じたのかもしれません。二匹はお互いに嫌いではないけれ取り立てて仲が良かったということもな買ったのですが、いなくなったことに何か感じているのかもしれません。見かけなくなったということに「死」を感じ取っているのでしょうか。人間は亡くなった人に対して泣いて悲しむということができますが、猫は涙を流すことはないようです。しかし、本能的に「死」ということを知っているのでしょう。
幸い３、4日すると少しずつ食べものを口にするようになりましたので一安心しています。私たちは必ず分かれていく身を生きています。別れに際して何を思うかを考えさせられた気がしました。