鬼も福もみんな来い。

今日は２月３日・節分です。豆まきの掛け声は「鬼は外、福は内」ですが群馬県の鬼石（おにし）という地域では「鬼は内、福は内」という掛け声で豆まきをするそうです。他にも温泉で有名な栃木県の鬼怒川地域など「鬼」と名の付く地域では同じように鬼を迎え入れる豆まきが行われています。
鬼とは自分にとって都合の悪いものを表しています。自分に都合の良い「福」だけを選び取り、都合の悪いものを避けようとするのは人間の性ではありますが、私たちの人生はそううまくはいきません。都合の悪いことも良いことも容赦なく身に降りかかってきます。さらに言うならば本来、物事は良い悪いということはないはずです。良い悪いを意味づけるのは私たち人間です。生きていく上で困難なことは必ず起こってきます。その時目を背けて逃げることをせず、その困難にどう向かっていくかが大切です。不都合の理由を外に求めるのではなく、わが身に起こることはすべて正面から受け止め真摯に受け止めていくことが、自分自身の人生を大切に生きていくことにつながっていくのです。