第10組、聖典講座

今日は茨木別院で、「聖典講座」が開催されました。聖典講座は大阪教区第10組の強化活動の一つの柱として2016年より継続している聞法会です。今回は「人生のしまい方」というテーマで大阪教区第２５組・専光寺ご住職の田代公隆(たしろこうりゅう)氏にお話を伺います。昨今は終活というものが話題になりテレビコマーシャルでも複数の業者が現れています。今、終活として語られるものは主にお葬式、お墓の扱いなど手続き的な事柄が多いと思います。しかし、仏教というものはもちろん宗教とはある意味において常に人生の終わりとしての“死”に向かい合ってきたものです。死というものが本当に人生の最後なのか、生きる意味と死んでいくことの意味は何なのか、必ず死んでいくわが身をどうすればいいのかという問いが宗教の出発点です。宗教における終活とはそういったものに対する私たちの在りようを問うものだと思います。“終活”という言葉が独り歩きしていると感じるのですが皆さんはいかがでしょうか。