母入院、老いと病。

昨日、母が脳出血で入院しました。別の場所で一人で暮らしているのですが、月曜日に椅子から落ち、おかしいと思いながらも連絡してくれなかったのです。
人生は思い通りにはいかないものと知っていたつもりですが、思わぬことが起こってみるとあらためて思い知らされます。脳の出血はすでに止まっていて急を要する状態ではなかったのですが、慢性腎不全や心臓の肥大などがありそちらの病状への影響が心配されます。お正月は病院で過ごすことになりそうなうえ、主治医からは退院した後も今までのように生活できるかどうかはわからないといわれました。
人間はなかなか自分の老後を自分で決めることはできません。いつまでも元気でいたい、自分のことは自分でしたいと皆願うことですが、老いと病は自分の思いとは関係なくやってきます。それに抗ったところで自分を苦しめるばかりだとはわかっていても、なかなか成り行きを受け止めることはできないものです。
ここにも人の無明を見る思いがしました。