東本願寺の報恩講が始まりました。

京都の東本願寺では今日から一週間にわたり報恩講をお迎えいたします。報恩講は親鸞聖人をはじめ、念仏の教えに生きられた先達に思いをいたし、その恩徳に感謝し報いる法要です。お念仏の教えを聴聞し、自らの生活を振り返る、真宗門徒にとって一年で一番大切なご仏事です。
期間中には各講演会やコンサートも行われます。
最終の28日結願日中（けちがんにっちゅう=法要の最後）には坂東曲（ばんどうぶし）という特別なお勤めが行われます。毎年ニュースなどでも紹介されますが、念仏と和算を繰り返し、全身を力強く前後左右に動かして務まるもので、大変ダイナミックな声明です。由来は定かではありませんが、第三代覚如上人の頃に関東の同行の間で始まったと伝えられています。現代でも坂東節が伝わっているのは当派だけです。
期間中はほかにも様々な催しも行われています。是非一度お参りしていただけたらと思います。