報恩講、親鸞聖人のご祥月

報恩講は浄土真宗の宗祖、親鸞聖人のご命日の法要です。一般の方々に当てはめると〇〇回忌ということになります。今年は親鸞聖人の758回忌ということになります。真宗大谷派（お東）では11月27日が祥月命日とされています。浄土真宗本願寺派（お西）では1月16日が祥月命日とされています。日にちが違うのは旧暦の日付を今の暦法に当てはめた際の解釈の違いということになります。
報恩講という文字から「恩に報いる集まり」ということがわかると思いますが、ここでいう恩とは親鸞聖人が私たちに阿弥陀如来の本願をお示しくださったというご恩です。そのご恩に報いるのは私たちが信心を得ること「信心獲得（しんじんぎゃくとく）」することにほかなりません。信心獲得とは、親鸞聖人の教えを聞かせていただいて、私たちが本当の幸せを得ることです。親鸞聖人の一番のお喜びは私たちが、本願に目覚め人としての本当の幸せを得ることにほかなりません。
是三寺では去る11月５日、６日に報恩講をおつとめしました。この季節には各地で報恩講のお勤めがあります。東本願寺の報恩講は１１月２１日から２８日までです。是非皆さんお参りしてみてください。