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〒569-0051 大阪府高槻市八幡町9-23
真宗の一大事とは
「大事」または「一大事」とは、もともとは様々な仏が人々を救済するために世に出現することを言います。私たちの立場から言うと、出現した仏に出遇うこと、仏の教えに出遇うことが「大事」です。仏に出遇い仏道を志すこと、さらに自らの生き方を発見し、何が自分にとって一番大事なことであるかを見出すこと、自分の一生をかけて求めることに出遇うことが本来の「大事」です。 このことから、自分にとって比較的重い事柄や大切なことを大事と呼ぶようになりました。時代劇などでは「お家の一大事」とよく叫ばれます。当時の武士の価値観では単なる失敗や事故などは「一大事」ではなく「主家が存続するか否か」の出来事に対して「一大事」といわれました。 本願寺中興の祖である蓮如上人の生きた室町時代には大きな飢饉や戦乱が続きました。そのような世の中で安心して生きるために真実の法に出会うこと、そしてわが身一つの行きどころを見定めることが「一大事」であるといわれました。 自分にとって何よりも重く大切なこと、自らの心身と引き換えにできることこそが「大事」であるのです。
24/09/11
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「大事」または「一大事」とは、もともとは様々な仏が人々を救済するために世に出現することを言います。私たちの立場から言うと、出現した仏に出遇うこと、仏の教えに出遇うことが「大事」です。仏に出遇い仏道を志すこと、さらに自らの生き方を発見し、何が自分にとって一番大事なことであるかを見出すこと、自分の一生をかけて求めることに出遇うことが本来の「大事」です。
このことから、自分にとって比較的重い事柄や大切なことを大事と呼ぶようになりました。時代劇などでは「お家の一大事」とよく叫ばれます。当時の武士の価値観では単なる失敗や事故などは「一大事」ではなく「主家が存続するか否か」の出来事に対して「一大事」といわれました。
本願寺中興の祖である蓮如上人の生きた室町時代には大きな飢饉や戦乱が続きました。そのような世の中で安心して生きるために真実の法に出会うこと、そしてわが身一つの行きどころを見定めることが「一大事」であるといわれました。
自分にとって何よりも重く大切なこと、自らの心身と引き換えにできることこそが「大事」であるのです。
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