広島カープのこと

うだるような暑さの続く中、甲子園球場では高校野球の熱戦が行われています。部屋の中にいても暑いのに、きっとグラウンドはとんでもない暑さでしょう。鍛え上げて若者だから耐えられるのでしょうが、普通なら倒れる人が出てもおかしくない中、どうして甲子園球場でなければいけないのでしょうか？大阪には京セラドームという室内野球場もあるのにと思ってしまします。私は野球を一生懸命見るわけではありませんが、あえて好きな球団といわれると「広島カープ」です。別に広島出身でもありませんが、子供のころ（１９７５年）に赤ヘル旋風といわれチームカラーを赤に変えそれまで最下位指定席だったチームがリーグ優勝する快進撃を見たのが強烈に印象に残り今でも何となくひいきという感じで見ています。先日、ＮＨＫの「知恵泉」という番組で広島カープが取り上げられていました。
原爆で焦土と化した広島の復興の象徴として誕生した広島カープでしたが、親会社を持たない市民球団は常に資金難で、解散の危機の連続。それを救ったのが後援会という仕組みでした。当初は企業などを想定していた後援会には、予想に反して職場単位、町内会、個人など、大人はた爆台、酒代を節約する、子供はなけなしの小遣いを出したそうです。「おらがチームを潰すな」という広島の人々の思いが伝わってきました。