納骨する本骨と分骨の違い

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納骨する本骨と分骨の違い

住職ブログ

2019/04/13 納骨する本骨と分骨の違い

納骨に際してちょっと勘違いが起こりやすい問題に「本骨」と「分骨」という言葉があります。
大阪では一般的に「喉仏」の骨と体の各一部を小さな骨壺に納めたものを「本骨」といいます。これは多くの場合火葬場の職員さんなど専門の係りの方が骨壺に納めます。喉仏などは初めて見たものにはなかなわからないというのも理由でしょう。喉仏の他の部分を家族が拾い大きな骨壺に納めたものが「分骨」又は「胴骨」と言います。
ところが関東ではこれが逆になっており大きいほうが「本骨」、小さいほうを「分骨」という、もしくは本骨、分骨に分けることをしないようです。これは関西では自分の家の墓と本山に分けて納骨するという習慣があるのに対し関東ではそのようなことは珍しいということなのでしょう。確かに関西には京都を中心に多くの宗派の本山がひしめいているという事情があるからかもしれません。
しかし、昨今は自宅と本山といった分けて納骨するという習慣もなくなってきており骨壺も一つにするというケースも増えています。自分の家のお墓にのみ納骨するという場合もあれば、後を見るものがないからといった理由で大谷派なら大谷祖廟にのみ納骨するという方もいます。
時代とともに納骨の方法も変わってきているようです。

 

 

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