高槻市の方に最近の葬儀の様子を聞きました。

高槻市の葬祭センターの方とお話ししていますと最近は人がなくなると病院から直接火葬場に入り火葬にする「直葬（じきそう）」や特に儀式などはせずに近親者がお別れだけをする「人前葬（じんぜんそう）」「無宗教葬」など様々な形の葬儀が増えてきているということです。私たちにとってはいろいろなk￥意味で危惧の念を抱かざるをえません。
そのような場合は、故人の生前の意思だからという方が多いようです。自分が死んだ後に誰にも迷惑をかけたくないからという事も多いです。
しかし葬儀は故人のものだけとは言えません。むしろ残された方々のためにあるのではないかと思います。残された方が悲しみをいやし、人がなくなるということを受け入れる区切りとして必要なのではないでしょうか。そして何より大きな悲しみを通して人生の大切なことに出遇っていく機会となるはずです。
仏法に出遇うということは実はなかなかに難しいことで、人生に行き詰まってないときにはなかなか出遇えないものです。特に今はいろいろと便利な世の中になりましたので、一見困ることがないような世の中になっています。しかしどんなに世の中が便利になっても大切な人を亡くした苦しみ、悲しみを癒すことはできなしでしょう。なんとなく安穏と暮らしている私たちに一度立ち止まり人生を見直す機会として葬儀を大切にしていただきたいと思います。