お内仏（お仏壇）のお給仕

お内仏はご本尊である阿弥陀如来を中心とした浄土の世界を表現しています。毎日お内仏のお世話をすることをお給仕と言います。お給仕とは具体的には次のようなことを言います。（１）お花をあげる。：特に何の花と決まっているわけではありませんが、四季折々の木花、草花をあげます。枯れたら取り換えるようにします。刻々と変わりいずれ亡くなっていく命を表すものとして生花を使います。造花は用いないのが本来です。（２）灯明（とうみょう）を点じる。：朝夕のお勤めの際に蝋燭に火をともします。お勤めが終われば消します。（３）香を焚く。：朝夕のお勤めの際には香（線香）を焚きます。香炉の大きさにもよりますが、線香は香炉の大きさに折り寝かせて灰の上に置きます。（４）お仏供を備える。：朝炊いたご飯をまずお内仏に備えます。午前中におさげします。（５）常にきれいに保つ。：毎日磨いたりする必要はありませんが。できる限りきれいに保にしましょう。