春の陽気と花粉症

今年は暖かくなるのが早いようで連日春の陽気が続いています。寒い冬が終わり気持ちのよい季節となりましたが、季節が早く進んだせいでスギ花粉も例年より早く飛んできているようです。昨年の夏が暖かかったせいで飛散の量も例年より多いということです。私は３０年以上前から花粉症に悩まされています。以前と比べると薬もよくない花粉対策の様々なグッズも出回るようになりだいぶ楽にはなりましたがそれでもこの季節は憂鬱なものです。高槻市は山間部が多く杉もたくさん植えられていますので他の地域よりも花粉の量は多いようです。
花粉症は誰にとってもつらいものですが僧侶にとってはいろいろ不便なことがあります。
まず、お経をあげるのにマスクをしたままとはいかないのでどうしても花粉を防ぐことができません。当然鼻水が出てしまいます。しかし読経の途中で鼻をかむのもかっこの悪い話ですのでハンカチで押さえる程度のことしかできません。声もどうしても鼻声になりますのであまり聞き心地もよくないでしょう。お話をする際にもマスク越しでは聞き取りにくいでしょうからできるだけマスクをしないようにしています。
移動中の車のなかは空気フィルターのおかげで不快感は少ないのですが、皆さんのお宅に入れば症状が出てしまいます。最近のお宅は密閉度が高いので花粉を持ち込まなければそれほど症状は出ませんがまったくでないということはありません。花粉症の方がいらっしゃるお家では空気清浄機などを設置しておられたりして助かりますがそうでない場合は本当につらいものです。
春の陽気はありがたいのですがあと１カ月は辛抱の毎日です。