浄土真宗の法事。お経は誰のため

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浄土真宗の法事。お経は誰のため

住職ブログ

2019/01/26 浄土真宗の法事。お経は誰のため

法事について、僧侶の読経等の儀式と書きましたが本来の意味は、仏教の教えを知るということです。お経というのはお釈迦様の説法を文字としてあらわしたものです。しかし、実際にはお釈迦様の時代に文字として書かれたものではありません。お釈迦様がなくなったのちに仏弟子たちによってお釈迦様の言葉をまとめたものです。また、もっと後の時代になって仏教を学んだ僧侶がお釈迦様の言葉として書き残したものも含まれています。その為、いろいろな表現の仕方の違いや受け取り方の違い、またどうしても伝えたいと思う論点の違い灘があり沢山の種類があります。私たち浄土真宗では、無量寿経、観無量寿経、阿弥陀経の三つを阿弥陀様の教えを表したものとして教えの根本としています。
法事というのは文字としてあらわされた仏教の教えを聞く場なのです。お経はご本尊に向かってあげますので亡くなった方に向かってあげているように見えますが、本当にお経を聞かせたいのは法事に集まってくださった方々なのです。法事とは亡くなった方のためではなく、今生きている私たちのために行われるものなのです。

 

 

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