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葬儀の形。真宗と新宗教
亡くなった方が残されたご家族に希望の葬儀をしてほしいというお話を昨日書きましたが、最近は別の難しい問題もあります。 昔は宗教というものは家のものでした。ですから真宗のおうちに生まれた方はよっぽどのことがない限り真宗門徒になったのですが今は信教の自由があり一人一人が自由に自分の信仰を決めることができます。ですからお父さん、お母さんは真宗門徒でも子供は他の宗教を信じているということもあります。そうすると親としては自分が死んだらどのような形で葬儀をしてもらえるのか気になります。ご兄弟の間でこの問題でもめることもあります。お兄さんが新宗教の信者さんで親の葬儀をその宗教のやり方でやいたいと主張されるのに対し、弟さんは父親は真宗門徒だったからそのやり方で送ってやりたいと言い分がぶつかってしまったのです。この場合は特に親御さんが何か言いの残しておられなかったのでお互いの言い分を譲ることなく、結局兄弟の間に取り返しのつかない溝が生まれてしまいました。親御さんが何かしらの形で意思を示しておられたらこんなにもめることはなかったのでしょうが、その時となってからではどうすることもできません。 最後にはお兄さんは以降の仏事にはかかわらないということで弟さんが取り仕切って真宗のやり方で葬儀をされました。
葬儀というものは一体だれのためにあるのかと考えさせられる出来ごとでした。
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亡くなった方が残されたご家族に希望の葬儀をしてほしいというお話を昨日書きましたが、最近は別の難しい問題もあります。
昔は宗教というものは家のものでした。ですから真宗のおうちに生まれた方はよっぽどのことがない限り真宗門徒になったのですが今は信教の自由があり一人一人が自由に自分の信仰を決めることができます。ですからお父さん、お母さんは真宗門徒でも子供は他の宗教を信じているということもあります。そうすると親としては自分が死んだらどのような形で葬儀をしてもらえるのか気になります。ご兄弟の間でこの問題でもめることもあります。お兄さんが新宗教の信者さんで親の葬儀をその宗教のやり方でやいたいと主張されるのに対し、弟さんは父親は真宗門徒だったからそのやり方で送ってやりたいと言い分がぶつかってしまったのです。この場合は特に親御さんが何か言いの残しておられなかったのでお互いの言い分を譲ることなく、結局兄弟の間に取り返しのつかない溝が生まれてしまいました。親御さんが何かしらの形で意思を示しておられたらこんなにもめることはなかったのでしょうが、その時となってからではどうすることもできません。
最後にはお兄さんは以降の仏事にはかかわらないということで弟さんが取り仕切って真宗のやり方で葬儀をされました。
葬儀というものは一体だれのためにあるのかと考えさせられる出来ごとでした。
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