葬儀の場所はどこで。家族葬が増える背景。

今回葬儀の場所の選定にはかなり悩みました。とはいえそう時間をかけるわけにもいかないので大変でした。
まず最初に考えたのがどのくらいの方にお知らせするかということです。寺院関係はある程度口コミで伝わりますが、ご近所にはお知らせするのか、ご門徒はどうするかは悩ましいところです。古くからのご門徒のお家は横のつながりもありますので、お互いに連絡していただけますが、比較的新しい方々はお互いのつながりがないことが多いのです。普段のお付き合いの度合いによってお伝えする方を決めていくことになりました。
一般のご家庭で葬儀をされる場合も同様だと思いますが、最近はお知らせしないという選択もあるようです。所謂、家族葬という形で親族のみで葬儀を営むという形も多くなってきました。残された方のご苦労を考えると当然の流れではないかと思います。
昔の様にお勤め先の関係の方がお見えになる数は少なくなってきているようですが、故人が社会活動をやっておられたり、学校関係の活動をされている場合は関係の方が多くお見えになるように思います。ほーいスカウトの活動を長年続けておられた方のご葬儀の際には同年配の活動仲間はもとより、指導を受けておられた若い方もたくさんお見えになり、３００人以上の方が参列されていました。
このような場合は、駐車場の確保も大変ですのでどうしても民間の会場を利用せざるを得なくなります。