葬儀が終われば中陰が続きます。四十九日までは大変です。

前住職が昨年末に亡くなって今は中陰中となります。２月には七七日のお勤め、いわゆる四十九日法要があります。
他宗では亡くなってから七日ごとに裁判が行われ七回目の裁判で六道ののどこに行くかが決まるという意味合いでお勤めをしますが、浄土真宗では他の法要と同じく中陰は故人を偲びつつ、仏様の教えについて改めて触れる機縁としてお勤めをします。四十九日のお勤めも信心を深め、仏様に感謝するという意味合いです。
とはいえ、法要を主宰する立場としてはいろいろと段取りがあり大変です。
お参りいただく方のご都合を聞いて時間を調整したり、お勤めしていただくお寺をお願いしたり、またお勤め後の食事をどうするかなど決めねばならないことがたくさんあります。
以前はご自宅で法要を営まれればそのまま食事をされる方が多かったのですが、今の家の構造では広い座敷など大人数が集めれる場所がないこともあり、食事は外でされる方が増えました。
今回は私も外に場所を移して食事をしようと思っています。会食に時間もただの宴会で終わるのではなく、故人を偲び、故人を機縁として自分の人生を見直す機会としたいものです。