葬儀や法事のお布施のこと。その２

前日、“お布施は何かの対価としてのお金ではありませんので、決まった金額というのはありません。法施というお布施に対して、ご自身が困らない範囲で財施というお布施をしていただければいいのです。”と書きましたが、やはり経験のないことでいくら包めばいいかわからなくて困るという場合もあるでしょう。
また地域差もありますし、宗旨宗派によっても異なります。
そのような場合は遠慮されずに僧侶にお聞きになるのが良いかと思います。私自身はよくこのようなご相談を受けますし、また特に失礼になるようなこととは感じません。
また同じ金額でもそれぞれの方の事情により気にせずに出せる場合もあれば、負担に感じることもあるはずです。「この場合はだいたいこれこれの金額をいただくことが多いです」というお話をさせていただきますがそれより少ないからといってそれがいけないということもありません。（あまりにも少ないとやはりガッカリしますけれど・・）
昔の様に二世代、三世代が同居していたころはおじいちゃんおばあちゃんから伝えられたものでしょうが現代ではそれもあまりありませんから素直にお話になるのが一番かともいます。