２月定例法話

2月15日に定例法話を行いました。
ご法話は奈良県・西教寺のご住職、成井暁信さんにお願いしました。

「私が私であってよかった、といえるあなたになれ」中島みどり
という言葉を今年の年賀状に書かれたということでした。
「トマトにねぇ　いくら肥料をやったってさ　メロンにはならねんだなあ」あいだみつお
という言葉も紹介されました。
私たちはわが身に起こることをそのまま受け入れることができず、別の何者かになろうとして苦しみます。生きていく中で思い通りにならないことを恨んだり、他人をうらやんだりねたんだりしています。ありのままの自分の人生を受け入れない限り苦しみは続きます。でもわかっていてもそれができないのも人間の在りようです。そのような人間に寄り添って「そのままで良い」と受け入れてくださるのが阿弥陀如来です。阿弥陀様に出遇って初めてどうにもならない自分を受け入れることができるのです。