５月定例法要。

５月１５日、５月の定例法話をお勤めしました。 今回は藤井寺市・了信寺住職、高間重光師に法話をお願いしました。
「摂取不捨」を手掛かりとして明来のおはたらきについてお話していただきました。
浄土和讃にある「十方微塵世界の　念仏の衆生をみそなはし　摂取してすてざれば　阿弥陀となづけたてまつる」を例に出し摂取とはどういうことか、摂取不捨こそが阿弥陀如来の阿弥陀如来たる所以であることなどのお話がありました。
教行信証の中に摂取不捨について「摂はをさめとる、取は迎えとる」とあります。またその注釈には「おさめとる、ひとたびとりてながくすてぬなり　せつはもののにぐるをおわえとるなり　せつはおさめとるなり　しゅはむかえとるなり」とあります。私たちはたとえ阿弥陀のはたらきに気が付かないときでも阿弥陀如来は私たちにはたらきかけ、逃げようとするものは追いかけて捕まえる、また行く先にあって迎えとるというのです。いついかなる時にでもはたらいてくださる阿弥陀如来の頼もしいおはたらきです。